売上金額の実績と各月の予算と照らし合わせて予実管理を行います。
今回の設定で、必要なkintoneアプリは以下2つのアプリです。
1.実績管理アプリ、予実管理アプリそれぞれに年月コードのようなキーとなる「対象月」フィールドを用意します。
設定することで、アプリ間で同月のレコードを集計することができます。
2.集計先アプリにフィールド式を設定します。
今回はSUMIFを使い、
①実績管理アプリの「対象月」と
②予実管理アプリの「対象月」が一致している
③実績管理アプリのレコードの「受注金額」を合計する
という式を設定します。
= SUMIF(実績管理!対象月,対象月,実績管理!受注金額)
SUMIF(範囲, 検索条件, [合計範囲])
・範囲 - 検索条件に対して検証する範囲です。
・検索条件 - 数値や文字列で指定します。
・合計範囲 - [省略可]指定した検索条件を満たした時に合計する範囲です。範囲と異なる場合に入力します。
3.「DataCollectする」を押すと、設定したフィールドに計算された値が反映されます。
設定としてはこちらで以上です。
以降の手順は、任意での設定です。
時間指定更新や自動更新の設定を行うことで予実管理の計算が自動で行うことが可能になります。
4.(任意)フィールド式を設定したアプリに時間指定更新の設定をすると、スケジュールに準じて自動的に集計処理を実行させることが可能です。
予実管理アプリの「時間指定更新」の+ボタンから設定を追加します。
今回は毎週月曜の午前5時に自動的に集計を行うよう設定しました。
5-1.(任意)フィールド式を設定したアプリに自動更新の設定をすると、kintoneへのレコード追加や編集をきっかけに自動的に集計処理を実行させることが可能です。
予実管理アプリの「Webhook更新」の+ボタンから設定を追加します。
今回は実績管理アプリのレコード追加と更新のタイミングで、対象月が一致したレコードが更新されるよう設定を行います。
設定を入力したら保存をクリックします。
5-2.Webhookをコピーし、kintoneの入力元アプリ(今回の場合は実績管理アプリ)に設定します。
「通知を送信する条件」は、5-1で自動更新の設定を追加した時と同じものにチェックを入れます。
保存すると、指定したタイミングで自動でデータが更新れるようになります。