データコレクトでは、フィールド式を設定することによって、アプリからデータを収集し、計算・加工することができます。
設定方法
1.データコレクトにログインした状態で、フィールド式を設定したいアプリに進みます。
フィールド式は、集計を行うアプリで設定します。
2.フィールド式を設定したいフィールドを確認します。
補足
データコレクトでの計算が不要なフィールドは入力欄が空欄のままで問題ありません。3.フィールド式を入力していきます。関数を用いる場合、関数の一部を入力すると候補となる関数が表示され、クリックすると式に挿入されます。
4.関数を入力すると、式の記述方法や使用例などを確認できます。
ポイント
入力中、式を完結しない形で入力した場合は「フィールド式の構文に間違いがあります。」と表示されることがあります。正しく入力を完了すると消えますのでご安心ください。
5.他のアプリなどからデータを参照する場合は、「アプリ」より参照したいアプリ名を選択し、表示された候補をクリックします。
6.参照するレコードを絞り込みたい場合、「絞り込み条件」から、予め設定した条件を選択してクリックします。
補足
- 入力元のアプリの全レコードを参照したい場合、絞り込み条件は「すべて」を選択してください。絞り込み条件が設定されていない場合は、絞り込み条件の選択は出来ず、「すべて」が表示されます。
- 絞り込み条件の設定方法に関しては、絞り込み条件を設定するをご確認ください。
7.スプレッドシートのフィールドの行をクリックすると、参照するフィールド式をコピーできます。
8.7でコピーした値をフィールド式の入力欄に貼り付け、その後の式も入力します。
この例では、「SUMIF」の関数を使用して、「部門別売上管理」アプリ内の"部門名"と「各部門売上実績まとめ」アプリの"部門名"が一致したときに、"A部門売上実績"の値を合計する、という設定をしています。
ポイント
- 参照するフィールドはカンマ「,」で区切り、式は関数(A,B,C)のように半角括弧で囲みます。
- フィールド式の設定方法に関しては、データコレクトにログインした状態でフィールド式の書き方も合わせてご参照ください。
- フィールド式入力欄の下の
「現在」の値は、現在kintoneアプリに入力されている値です。(未入力の場合は空欄)
「更新後」の値は、入力したフィールド式で計算を実行した場合の値が表示されています。 - 集計を行うアプリのフィールド間集計をしたい場合、それぞれのフィールド名は、クリックすると参照するために必要なフィールドコードをコピーしますので、そのままフィールド式内に設定できます。
- フィールド式に参照するフィールド名の一部を入力すると、候補が表示されるので、クリックする事でも設定ができます。
- フィールド式入力では、操作の取り消し(Undo)と取り消した操作のやり直し(Redo)のショートカットキーが使えます。
操作の取り消し(Undo) | 取り消した操作のやり直し(Redo) | |
Windows | Ctrl+z | Ctrl+y |
Mac | command+z | command+Shift+z |
9.その他にも式を設定したいフィールドがある場合は式を入力し、入力が終わったら[保存]を押します。
以上で設定は完了です。
補足
フィールド式を設定後、手動でデータコレクトを行うか、時間指定更新、もしくは自動更新の設定を行います。設定方法は以下をご確認ください。
手動でDataCollectする
時間指定更新を設定する
自動更新(Webhook連携)を設定する