全レコードリストアをする

ポイント

ユーザー認証情報を利用し、kBackupからレコード追加をする際、リストア作業に必要な自動入力フィールド(作成日時、作成者、更新日時、更新者)へのデータ入力にcybozu.com共通管理権限が必要となります。
kintone接続設定に指定しているユーザーにcybozu.com共通管理権限を付与していただくか、権限を持ったユーザーをkintone接続設定に登録してください。
cybozu.com共通管理者を変更する(kintoneヘルプ)
kintone接続設定を変更する
※APIトークンを利用してリストアを行う場合、この作業は不要です。

補足
リアルタイムバックアップのデータからリストアする場合、バックアップの種類で「リアルタイム削除」のデータからのリストアでは、削除したレコードのリストアはできません。
削除レコードをリストアする場合は、リストアしたいレコードを削除する前のバックアップからリストアをしてください。

1.リストア先となるkintoneアプリを新規作成します。

1-1. アプリテンプレートを登録している場合

1.kBackupにログイン後、該当のアプリの設定から『アプリテンプレート』をクリックします。
次に、復元したい登録日時を確認し、「テンプレートファイル」に登録されているzipファイルをクリックしてダウンロードします。

2.テンプレートファイルからアプリを作成します。設定方法は以下のヘルプページをご参照ください。
テンプレートファイルからアプリを作成する(kintoneヘルプ)

1-2. バックアップを取得しているアプリが残っている場合

アプリを再利用し、バックアップを取得しているアプリと同じ構造の空アプリを作成します。設定方法は以下のヘルプページをご参照ください。
ほかのアプリを再利用して新しく作成する(kintoneヘルプ)

1-3. アプリテンプレートを登録しておらず、該当アプリが削除済の場合

1.kBackupにログイン後、該当アプリの設定から『全レコードリストア』をクリックし、続いてリストアしたい日時の[リストア]をクリックします。


2.「このバックアップに含まれているフィールドコード」を確認し、フィールド名、フィールドコードを確認しながらkintoneで同じ構造のアプリを新規作成します。
アプリをはじめから作成する(kintoneヘルプ)

リストア先のkintoneアプリを作成後の手順

3.該当アプリの設定から『全レコードリストア』をクリックし、続いてリストアしたい日時の[リストア]をクリックします。


4.「リストア先のkintoneアプリURL」を入力します。


5.認証形式を選択します。推奨は「APIトークン」となります。
「パスワード認証(kintoneのユーザー情報)」を利用する場合は「パスワード認証」のラジオボタンをクリックします。
「パスワード認証」を利用する場合、8.へ進んでください。

補足
kintone接続設定で「ユーザー情報」を削除している場合、認証形式は「APIトークン」のみになり、「パスワード認証」の選択肢は表示されません。そのままAPIトークンを登録する手順へ進んでください。


5-1.「APIトークン生成はこちら」をクリックします。


5-2.APIトークンの生成画面で、[生成する]をクリックします。


5-3.APIトークンは「レコード閲覧」「レコード追加」「アプリ管理」のアクセス権が必要です。
APIトークンをコピーして、[保存]→[アプリを更新]まで行います。


6.kBackupの画面に戻り、コピーしたAPIトークンを貼り付けます。

注意
ルックアップ機能を利用している場合は、ルックアップ先のAPIトークンも必要となるため、リストア先アプリからルックアップしているアプリのAPIトークンも取得し、カンマ区切りで入力してください。

7.ユーザー情報の取り扱いについて選択します。
「ユーザー情報をリストア対象から除外」もしくは「ユーザー情報をアップロードしてリストア」から選択します。
ユーザー情報をリストア対象から除外する場合、8.へ進みます。

補足
「ユーザー情報をリストア対象から除外」する場合、「作成者」と「更新者」の情報が「Administrator」に置き換わります。(ユーザー選択、組織選択、グループ選択のフィールドの情報に関しては、「ユーザー情報の取り扱い」の選択に関わらず、選択されたユーザーや組織、グループの情報が入ります。)
※cybozu.comでAdministratorが「停止中」になっている場合は、Administratorを「使用中」に変更してください。

7-1.「ユーザー情報をアップロードしてリストア」を利用する場合、cybozu.com共通管理画面から「ユーザー」のCSVと、「ユーザーの利用サービス」のCSVをダウンロードし、kBackupにアップロードする必要があります。
「ユーザー管理画面」のリンクをクリックします。

補足
「ユーザー管理画面」にはcybozu.com共通管理権限をお持ちの方のみアクセスが可能です。アクセスが出来ない場合、cybozu.com共通管理権限をお持ちの方に以下の「7-2」「7-3」の作業をご依頼いただき、「users.csv」「us.csv」の2つのCSVを受け取ってください。その後手順7-4へ進みます。


7-2.まず「ユーザー」のCSVファイルを書き出します。
ファイルに書き出す項目は「ユーザー」を選択、
文字コードは「Shift-JIS(日本語)」、区切り文字は「カンマ」を選択します。(デフォルトのままで問題ありません。)

緑色の[書き出す]ボタンをクリックします。


7-3.次に「ユーザーの利用サービス」のCSVファイルを書き出します。
ファイルに書き出す項目は「ユーザーの利用サービス」を選択、文字コードは「Shift-JIS(日本語)」、区切り文字は「カンマ」を選択します。(デフォルトのままで問題ありません。)
緑色の[書き出す]ボタンをクリックします。


7-4.kBackupのページに戻り、「ファイル選択」をクリックし、「users.csv」「us.csv」のファイルをそれぞれアップロードします。


8.「データチェックを行う」をクリックします。

補足
データチェックにおいてエラーが発生した場合、フィールドの修正や、ユーザーの入れ替えなどの処理を行う必要があります。
「リストアチェック」において、エラーが出た場合の対応方法を参照してください。

9.リストアチェックに問題がなければ、[リストアする]を押します。


10.完了しました、という表示を確認し、リストア先のアプリにデータがリストアされていることを確認します。
以上でリストアは完了です。

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