kintoneのユーザー情報(ログイン名とパスワード)でバックアップを取っていたアプリに、APIトークンを追加し、APIトークンによるバックアップ方法へ移行します。
注意
APIトークンの追加は現状任意となっておりますが、以下の通り、APIトークンを利用してバックアップを取得する仕様へ変更となる予定です。- 2025年4月頃予定 ユーザー認証(ログイン名、パスワード、クライアント証明書)の登録/編集機能を停止します。
- 2025年10月頃予定 ユーザー認証を廃止し、APIトークンによるバックアップを必須とします。
- 2025年中予定 登録されているユーザー認証の各情報を、kBackupから削除予定です。
補足
- APIトークンはバックアップするアプリ毎にkintoneアプリ側で作成し、kBackupの画面上にて設定する、もしくはCSVで読み込む必要があります。
- APIトークンを登録したアプリに関しては、kintoneのユーザー情報(ログイン名とパスワード)を利用せず、APIトークンの権限を利用してバックアップを取得します。kintoneのユーザー情報を利用する場合、接続ユーザーの権限によりバックアップデータを取得しておりましたが、APIトークンを利用する場合、ユーザーの権限に関わらずバックアップの取得が可能となります。
- APIトークンを利用する場合、クライアント証明書を用いた認証に対応しておりません。
cybozu.comにおいて、IPアドレスの制限をしている場合、kBackupのIP「54.64.62.173」「52.197.118.0」の両方を別途許可するか、Basic認証を設定する必要があります。
※今までkBackupにクライアント証明書を設定されていた場合についても、上記のIPアドレスを許可するか、Basic認証の設定を行っていただく必要がございます。
ポイント
kintoneのログイン認証において、以下の設定を利用している場合、これまではバックアップを取得することが難しかったのですが、今後はバックアップしている全てのアプリにAPIトークンを追加していただくことでバックアップが可能です。
※現在、kBackupのkintoneとの接続確認にユーザー情報を利用しているため、APIトークンを各アプリに設定している場合も、以下の認証を利用している場合にkBackupの画面上にエラーが表示されます。
設定方法
補足
APIトークンを既に設定しているアプリには「APIトークン」の列に「設定済み」と表示されます。5.APIトークンは「レコード閲覧」のアクセス権が必要です。
他の権限については、必要に応じて付与してください。
アクセス権の設定後、APIトークンをコピーして、[保存]→[アプリを更新]まで行います。
補足
kBackupでAPIトークンを利用してバックアップを行う場合、クライアント証明書を用いた認証に対応しておりません。cybozu.comにおいて、IPアドレスの制限をしている場合、kBackupのIP「54.64.62.173」「52.197.118.0」を別途許可するか、Basic認証を設定する必要があります。